今回の内容には、ギャンブル依存症に陥った者が手を出しがちな「後払い決済」や「少額融資」に関する描写が含まれます。
これらの決済枠を本来の目的以外で利用し、現金化する行為は、各サービス提供会社の利用規約に明確に違反します。発覚した場合には、サービスの即時利用停止や、利用残高の一括返済を求められるだけでなく、法的なトラブルに発展する重大なリスクを伴います。決して推奨するものではありません。
多重債務者やギャンブル依存症患者がこれらを使う時、これらは一時的な延命に過ぎず、依存症を加速させ、人生をさらに深い闇へ引きずり込む危険な行為です。
本記事は泥谷(どろや)の過去の過ちを反省と共に記録したものであり、これらを利用し、違法賭博を推奨する意図は一切ございません。もし今、返済や依存で苦しんでいる方がいれば、一人で抱え込まず、必ず専門の相談機関を頼ってください。
また、本記事には、オンラインカジノに関する描写が含まれます。これは泥谷の過去における深刻な依存症体験と、それに伴う破滅的な過ちを記録したものです。オンラインカジノ等の違法賭博を推奨する意図は一切ありません。
禁忌を犯してまで手に入れた金も、オンラインカジノという電子の深淵の前では、一瞬で蒸発する霧に過ぎなかった。
数十万というまとまった金策は、もうどこを探しても見当たらない。
俺の日常は、ただ「今日、数万円をどう作るか」という卑屈なパズルに支配されていた。
独自の審査、数万円の「延命」
次に見つけたのは、いわゆる「後払い」や「スマホ決済」の枠だった。
大手キャリアの決済枠、フリマアプリに付帯する後払い機能、通販の後払いサービス、そしてネット銀行の自動立替サービス……。
これらを検索して見つけ出しては根こそぎ利用していった。
信用情報機関の枠を超えた、独自の審査。ブラックに近い俺でも、数万円なら「通る」ことがあった。
もう本当に無理だ…と思った時にこのようなサービスがあると知った時、本気で「神がいた」と愚かに震えた。だがその金がギャンブルに消えるだけなのは明白だった。
本来、これらは「今月少し厳しいから」という急場しのぎのために用意されたものだ。にも関わらず、当時の俺はそれをギャンブルのための「命の水」として見ていた。
物を買っては売り、現金を手にし、画面の中のバカラのテーブルへ置く。
一時的に勝つこともあったが、そんなものは無意味だ。勝った金はすべて、次の「もっと大きな勝ち」を追うための軍資金になり、数時間後には水泡に帰す。
俺が手にしていたのは「金」ではなく、ただ「破滅を数時間先延ばしにする権利」だけだった。結果的にそれはすべて新たな借金となり、俺の首をさらに締め上げた。
部屋の汚れと、アルコールの霧
この頃から、俺の生活は目に見えて崩壊し始めた。
バカラの攻略法を試し、失敗すればスロットで一発逆転を狙う。その繰り返しに疲れ果て、現実から逃げるようにストロング系の高アルコール酒を煽るようになった。
酒の力で脳を麻痺させなければ、自分の置かれた状況に耐えられなかった。
掃除をする気力なんて、微塵もない。
かつての大学時代と同じように、部屋はゴミと空き缶で埋め尽くされ、散らかり放題になっていく。
負けた翌日は、世界が反転したような絶望感に襲われ、仕事に行くことすらできずに会社を休んだ。
「もう、無理だ」
心のどこかで、そう確信していた。
親に内緒で返済を続けているフリをしながら、裏では不透明な金策と後払いに依存し、酒に溺れる毎日。
そんな歪な二重生活が、いつまでも続くはずがない。
時計の針が、静かに、だが確実に「その時」を指そうとしていた。
二度目の、そして本当の意味での「終わりの鐘」が鳴り響く瞬間が。

