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はじめに:喉から手が出るほど欲しい「そのお金」について
借金に追い詰められている時、誰かが「肩代わりしてあげる」もしくは「立て替えてあげる」と言ってくれたら。
それは暗闇に差した唯一の光に見えるし、心の底から助かったと思うはずです。実際に、私もそうでした。
でも、今だからこそ、かつての私と同じ境遇にいるあなたに、そして大切な人を助けたいと願うあなたに、あえて伝えたいことがあります。
借金をしている「あなた」へ:その手を取ってはいけない
私は、本当はこんな偉そうなことを言える立場ではありません。親から差し伸べられた手を握りしめ、結局また借金を繰り返し、善意を無に帰した人間だからです。
ギャンブル依存の状態にある時、私たちの脳は「自分の意志」で制御できるラインを越えています。そんな状態で借金をゼロにしても、ほぼ間違いなく同じことを繰り返します。
私が考える、肩代わりや立て替えがもたらす
「3つの毒」
①「救われた」という安堵が、依存をさらに加速させる
②あなたの「自力で解決する機会」が永遠に奪われる
③裏切ったとき、大切な人との関係は「修復不能」まで壊れる
特に3つ目です。あなたが親しくしているその人と、お金が理由で関係が壊れる。これほど悲しいことはありません。
あの時、親の金に頼らず「プロ」に相談していれば、親の大事なお金や信頼を失わずに済んだかもしれない。
あなたに手を差し伸べてくれた人は、あなたを本当に大切に思っています。だからこそ、その優しさを守るために、肩代わりや立て替えを断る「勇気」を持ってください。
……正直に言えば、当時の私がこの記事を読んでいたら、即座に画面を閉じていたと思います。
「結局そんなことかよ…それより、今すぐ金を何とかしなきゃいけないんだ」
その焦りは、痛いほど分かります。私も必死で金を工面する方法を読み漁っていました。でも、どうか「泥谷」と同じ結末に辿り着く前に、踏みとどまってほしいのです。
大切な人が借金を抱えている「あなた」へ【本当の救いとは何か】
あなたの一生懸命貯めたお金で「助けてあげたい」と思うその慈悲深さは、本当に素晴らしいものです。
でも、単刀直入に言わせてください。あなたのお金で、借金の肩代わりや立て替えをしないでください。
お金を出しても、本当の意味で、その人は救われません。お金の使い方が変わらない以上、あなたの善意は「裏切り」という形で返ってくる可能性が極めて高い。それが依存症の恐ろしさです。
お金を渡す代わりに、「別の形」で支えてあげてほしいのです。
今、本当にとるべき選択は?
安易にお金をのやり取りをするのではなく、一緒に「解決のプロ」の門を叩いてください。
本当の再生は、現状を直視し、専門的に解決することから始まります。きっと今の生活を立て直すための現実的な選択肢を、プロが一緒に探してくれることでしょう。
それが、あなたとあなたの大事な人を守る「唯一のブレーキ」になると、私は思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。